素人の「パクられたー」は信用ならない




kindle での出版に関して質問・相談を受けることはたまにあるのだが、困るのは素人さんの自意識過剰っぷり。
当人の「私の著作は凄い」という無意識下での思いが強いのか、まあ、とにかく行動がおかしくなる。
ネットで似たようなコンテンツを見つけると「パクられたー」と大騒ぎ。
なんなんだろう、あれ (^^;)


実際、有料で出版すればわかると思うが、素人さんがちょっとがんばって作った程度の電子書籍は100部も売れない。
当人が思っている程、他人はあなたの制作物に興味を持ってはいないのだ。
「自分が思う自分」と「他人が思う自分」は違う、というような経験は実社会で嫌という程味わっているはずなのに、話が「書籍」になるとこの有様。

「書籍」には人を狂わせる何かがある(笑)。


あと、これで思い出すのは、増田茂(医師)の OpenDolphin に関する「パクられたー」発言の数々。
一般公開されていないものをパクれるはずないのに、何をいっているんだろうと思う(さらに言うといわゆる増田ファクト自体、一般公開されていたときには他プロジェクトのソースコードをそのまま使っていたということが当時のソースコード所有者から指摘されている。現在では一般公開されていないので、確認の使用はないが)。
私も最初よくわからなかったのだが、時系列を追っていくと彼の言っていることはおかしいことがわかる。というか非公開になっているソースコードを参照するとか不可能でしょう。
これを信用したのか京大の小林慎治も OpenOcean のフォーク順に関して完全に間違ったこといっていた。
蛇足かもしれないが、ソースコードが一般公開されていてコーディングしたものの氏名がソースコード上に明記されていれば、GPL 的な意味ではライセンス違反にはならない。過去に(確か)海外でそのような判断がくだされている。
一方、以前の増田版ドルフィンは他者の書いたコードをそのまま流用しているので、その事実を伏せてそのままの形で再配布し、かつ「一般」公開しないならば、 GPL 違反にあたる可能性が高い。
経緯に関しては、猪股先生自らが書いた『OpenDolphin について』やそのコメント欄をご参照ください。
→その後の経過で、現在では、増田茂が(前期LSCとの)契約上、著作権(表記権)を有していたに過ぎないことがわかっている。
メドレーへの事業譲渡に伴い、この契約も無効になったようで、関係者の間では実質的に増田茂を著作権者として認識している人はほぼいないようだ。




ataraxia




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