電子カルテ自作派 2022-2025

 以前に『電子カルテ自作派』というエントリを書いたことがあるのだが、書いた当時は電子カルテの黎明期ともいうべき時期でけっこうな人が電子カルテを自作していた。

ところが、この分野は洗練はされていないものの確実に進歩しており、ほとんどのリンクが切れている。


そういう時代になったんだなとは思うが、それでも、まだ、チャレンジしている人はいた。

Filemaker でレセコンと電子カルテを作ろう

まだ精読はしていませんが、レセコンから自作というのはすごいですね。


まだ、完成はしていないが、DolphORCA というプロジェクトがある。

私もちょっと関係している。

最近になって開発が活発化してきた感じだ。こことかこことか参照。

DolphORCA → OceanMini

ちなみに OceanMini は、DolphORCA のフロントエンドサーバーを元に開発された。

「まだ完成はしていない」と書いたが、ver1.0.7 の時点で ORCA と連動はできていて、レセプトまで作成可能。

例えば、以下のカルテをつくり、


プランの方のエディタで「ORCA送信+保存」ボタンを押すと


しっかり ORCA に飛んでますね。

もちろんレセプト作成もできる。


現時点でも小規模なメンタルクリニックで使えるのでは?と思う。


OpenDolphin_WebClient

るまさんが、dolphin のウェブクライアントをつくりたいということで 2025 から開始されたプロジェクト。
ユニークなのはほぼ生成AI(copilot だとかの LLM)に作業を任せている点。
確かに copilot などは、プログラミング現場でも定着してきた感があるのだが、大抵は生身のプログラマーがかなり細かく指示を出さないと望ましいコードを書いてくれない。

どうなるものか?と思っていたら、やはりというべきか猪股弘明氏が助言・介入

使いにくい dolphin のバイナリデータ永続化形式がテキストのみに変更になった。
(だから、2.7(m) 系とのデータベースレベルでのデータ互換性はないです)

OpenDolphinNext 2026

OpenDolphin_WebClient はいつの間にか OpenDolphinNext と名前を変えていた。

ANN2b センセも言っている通り、サーバの時点でんんん?となる。

これ、サーバ自体は頑張れば動くと思うんですよ。
ただ、クライアントと通信させた時にエラー出る可能性が高い。
エラー出なくても、dolphin 時代のアンチパターンがそのまま残っていて、開発過程を見ている分にはいいけど、現状だと実運用は厳しいでしょうね。

個人的には、2.7(m) 系とのデータ互換性がなくなった時点で、かなり興味失なった。
古参の dolphin ユーザーが、「環境も変えたくないし、これまでのデータもコンバートしたくないから」という理由で AI の力を借りて、現代的にアップデートする、というなら、わかるんだが、データ互換性なければ、何も dolphin の枠組み借りないで新規にプロジェクト起こせばいいだけだから。

本人は(丸口勇人医師でしょうか)「AI のみで作った」と主張したいようなのだが、あれだけ介入入っているのに、それは無理でしょう、と思う。

なんというか、以前の「GPL ライセンス」が「AI」や「バイブコーディング」に置き換わっただけって感じなんだな。
ここまでの私見だけども。
















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