フリーかつオープンソースな医療画像ビューア HorliX について



DICOM Viewer

仕事から、DICOMViewer/PACS の情報は、横目でちらちら追う程度にはチェックしていたが、ここ数年間、Mac PC での Horos プロジェクトの成長以外、見るべきものはなかったと思う。(なお、Horos に関してはこちらのページが平易な日本語で書かれており詳しい)
なお、その後、スポンサー企業と各国に散らばっているソース提供者の間に軋轢が生じ、現在はほぼ開発がストップしている状態のようである
→2020/11 にようやく Ver4 RC5 公開。ただし、ソースコードは一般公開されていない。しかも、お世辞にも使いやすくなったとは言い難く、ML でも”Is Horos abandoned?”というスレが立つ始末。

が、これは!というようなプロダクツが現れた。

 その名は HorliX

 Horos の github ページはたまにチェックしていたのだが、ある ROI 関係の issue にひっそりと公開情報が記載されていた。開発者は Horos 開発陣の一人でもある 猪股弘明/air-h-128k-il 氏。
早速、私もダウンロードしてみた。まだトライアルバージョンであるが、十分使えるレベルにあると思う。

(追記)久しぶりにそのスレ覗いて見てきたのだが、けっこうひどい状況になっていた。
この機能はまず air-h-128-k 氏が、ユーザーの要望に応じる形で元となる考え方と実装を担当。その後、Horos 側が「見栄えよく」修正。
ところが今ではこれが仇になって、まともに機能しなくなっている。


なお、その後、HorliX は、いきなり MacAppStore より配信された。
関係者の間で評価は高かったのは確かなのだが、まさかアップルの審査を一発で通すとは誰も予想していなかったと思う。
私も何回かアップルの審査(Apple Review という)は受けたことはあるが、アプリの内容もさることながら手続きも煩雑なことが多く、withdraw することも多かった。
なお、現在の Apple Review は、サンドボックスといって、一種のファイル/フォルダ操作制限などがかかっている。個人利用なら特に問題がおこることはないが、LAN 上に設置し院内システムに組むような場合、時に不便になることがある。
サンドボックスを切ったバージョンは残念ながら、お手軽にダウンロードできるような状態になっていないが、思い切って開発元に問い合わせたところ、供給を受けられるようになった。

(→現在ではサンドボックス機能を取り払ったトライアル版が
    https://phazor.info/HorliX/?page_id=105
    または
    https://phazor.jp/?page_id=486


    からダウンロードできる。
    両ページとも開発元の公式サイト。
    所属・メアドなど登録も必要ない)

院内システムを組む場合は、ほぼこちらのバージョン(もちろん使用期限なしだが)を使わせてもらっている。
トライアル版では使用期限が設定されているが、(使用期限が切れたとしても)新しくビルドしたバージョンがほぼ定常的にアップされているので「ちょっと」使う分にはこれで問題ないはずだ。ダウンロード→インストールの手間はかかるが。

当初は HighSierra で動くようにビルドされていたが、その後もマイナーチェンジを繰り返し MojaveCatalina でも問題なく動いている。(アイキャッチ参照:画像はこちらから)
BigSurMonterey では一部不具合が出るが、通常使用で特に問題になることはないだろう。

ところで、HorliX 開発チーム、リリース3周年記念の特設ページをつくっている。
「世界を変えるのに3年もいらない」ですか。
粋ですね。
もちろん、これは JRA CM ホーリックス編への一種のオマージュ。





【関連情報】
公式サポートサイトは  https://phazor.info/HorliX-J/

開発の経緯などは 『HorliX -wikipedia 風解説-』が詳しい。

使い方は、公式サイトの「 特徴 」欄にまとめられつつあるようだ。













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