反攻

それ以降の数日間は、最盛期に勝るとも劣らないほど生産性は高かったと思います。

自分が間違っていたわけではないんだという認識は、人に自信を与えます。その微かな自信に導かれて、私は、ほとんどのバグを潰しました。最後には、システムの基本的部分は、まったく問題なく動くようになりました。

そのうちのいくつかの機能を独立したソフトにして個人名義で公開・販売しました。
大がかりに宣伝をうつわけではありませんから、業界に大きなインパクトを与えるというふうにはいきませんが、使ってみてくれた人たちの反応は上々のものでした。
(これに関しては、今後が楽しみです)

結局、私は、組織を通じてやりたいと思っていたことを個人発表という別の形で実現してしまったわけです。
また、その過程の中で、一度見失った自分を取り戻し、絶望的な状況(というふうに私には思えた)に適応していきました。
今もその過程のまっただなかにいると思います。

しかし、一時期よりは間違いなく恢復していると思います。

暖かく見守ってくれたみなさん、ありがとうございました。


あ、次回以降は、もうちょっとお気楽な題材も取り上げるつもりです。





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